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Music Caffe Terrace

   いつの時代からでしょうか。日本では、“ 蓮の蕾が開くとき「ポン!」と音がする ” と言われてきました。

蕾が風船の様に膨らむ「桔梗」でも、開花する瞬間にポン!とは鳴りません。

 


 

 

 

 

 

 

蓮の音と呼べるものは他にあります。丸くて中心が窪む蓮の立葉は、水が溜まり易い造形です。

カンカン照りで高温が続いた日に、立葉の窪みに少し水を入れてみましょう。

立葉の中心の「蓮鼻 Lotus nose」と呼ばれる部分から、泡がぷくぷく出てきます。蓮自身の代謝が活発で、酸素が出ているのです。

このプクプク音と、葉に溜まった朝露がパシャァーーとこぼれた水音…。そして風に揺れてカサカサと擦れ合う蓮の葉の音…。これらは「蓮の音」だと呼べませんか。

植物が出す電流を信号化して音楽を作るとしたら「蓮の生体電流」も誰か使ってほしい。

これとは別に、《蓮をイメージして作られた音楽》 は、以前は少数しかありませんでした。

 

童謡や合唱用の歌として作られた蓮の歌は、《人間の願いや情緒》を蓮に重ねています。

1980年代以降、ヨーガや瞑想やヒーリングがブームになってくると、蓮または睡蓮をイメージした音楽が沢山作られるようになります。

瞑想やヒーリング向けに作られた蓮と睡蓮のイメージ音楽は、気持ちよく聞き流せるBGMとして使える曲が多くて、個人的には評価していました。
ところが、近年作られた曲には、曲名に《ロータス》と名付けていても、実際に聴いてみると蓮のイメージからほど遠い曲が増えています。雑音のような粗暴で汚い曲も増えました。

 


私個人の価値観で申し訳ないですが、私は常日頃 《美しい音や音楽は人間に良い感化を与える》と思っています。モーツァルトなどの優れた音楽家たちは昔からそれを解っていたのでしょう。

You Tubeにアップされている膨大な動画投稿の中から、蓮をイメージした歌と音楽を

選んでみました。「お伊勢参りの替え歌」には歌詞に不忍池と蓮が出てきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「蓮の花が咲く頃に」作曲:山田ケンタ/「Lotus Feet」ジョージ・ウィンストン/
「蓮の花を咲かせましょう」風呂哲州さん の曲を弾き語り   
「お伊勢参り替え歌・不忍池」/「蓮の花命の詩」コンサートより/見事な中国CGアニメ   
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